それでも、そのリスクの高さは十分に体験できた。
単純に言えば、だれも自分のことを知らない。
結果で自分の能力を証明するしかない。
だから、転職に成功したらボーナスがもらえる、
といわれてもリスクに見合うとは思えない。
しかし、もしいまの仕事に不満があるなら、
考えかたは変わる。
「サイン・オン・ボーナス」とは
転職者が転職に成功した場合に、
現金ボーナスが支給されるしくみを
「サイン・オン・ボーナス」と呼ぶそうだ。
このボーナスがない場合とある場合の
報酬の構造を比較してみると、
・従来型求人の報酬の流れ
求人企業の支払い100=仲介企業の収入100
・ジョブナス型求人の報酬の流れ(おそらく)
求人企業の支払い100=仲介企業の収入90+転職者の収入10
と想像される。
もし、転職者の収入の分、求人企業の支払いが増えるようなモデルは、
現在の景況下では考えづらい。
求人企業の支払い110=仲介企業の収入100+転職者の収入10
転職時のボーナスの価値
転職時、ボーナスが支給されたとしたら、
気持ち的にはほっとするだろう。
家族がいる場合は特に。
と思ったら、実際、扶養家族の人数によってボーナスの額は変わる。
残念なのは、支給タイミングが転職した翌月末という点。
せめて、転職日から4週間後というような、
柔軟性の高いしくみを構築してほしい。
もし、転職を決めているならば、
転職時にボーナスが支給されるサイトの情報を見るのはありだろう。
「転職なら求人・転職サイトのジョブナス、転職で10〜20万円のボーナス」
そして、こういったボーナスの制度が
人材の流動性につながるとしたら、今後増えていく可能性もある。
育児支援のボーナスがあったら
さて、もしボーナス制度を独自につくっていいとしたら、
「育児」ボーナスがほしい。
といっても、現金ではなく休暇で支給されるのが望ましい。
ひとによっては、授業参観、お稽古ごとの発表会、入学式・卒業式など、使いかたはさまざまだろう。
少子化対策で現金が支給されるのはありがたいが、
親子が一緒に時間を過ごすような制度がもっとうれしい。
ただし、独身や夫婦の世帯に不公平にならないよう、
制度全体の設計には配慮が必要だろう。
ここがまた難しいところだが。
※免責事項:わたしはブログタイムズさんからこの記事の執筆に基づいて謝礼をいただく予定です。
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