インターネット業界のかたはもちろん、
リアル業界のかたでWebマーケティングに悩んでいるかたに特におすすめ。
「マーケティングの責任者から見たインターネットの本当の価値」という非常に難解なお題をいただいたので、どうしたもんかなあとちょっとだけ悩んだのですが、こんな感じで話してきました。66ページもの大作を、さらっと公開しているのはさすが。大感謝。
(「マーケティングの責任者から見たインターネットの本当の価値 (smashmedia)」から引用)
このなかで
「さまざまな制約から解放してくれるのがインターネット」と結論付け、
同時にリアルとの関係を「相互補完」として企業の活用を提案している。
つまり、さまざまな制約から解放してくれるインターネット自体が、
別の制約をもつことを認識しなくてはならない。
このあたりのバランス感覚を見失って
インターネットバブルが起きたのではないだろうか。
でも、この「制約」は「価値」でもある。
さらに、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に登場した建築家 隈研吾氏は
また隈は、土地や建築素材や予算などさまざまな“制約”を、創造の源ととらえる。とまで言っている。
制約があるからこそ、考え、くふうを凝らす。隈にとって、「制約は宝」なのだ。
(「スペシャル(2007年11月27日放送) | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」から引用)
「制約」を「価値」、そして「想像の源」と考えられると仕事は一段階変わる。
おまけ
この先に「動画、リアルタイム、編集」という3つのキーワードがあって、「企業サイトのメディア化」というテーマの話もあるんだけど、それはまた別の機会に。とあって、「企業サイトのメディア化」に大いに期待。講演をお願いしたいぐらいだ。
(「マーケティングの責任者から見たインターネットの本当の価値 (smashmedia)」から引用)
タグ:インターネット
バブルって価値が過大評価されて起こるわけですよね。だとしたらインターネットバブルは今でもクチコミやブログなどで起こっているように見えます。
せっかくちゃんとした価値があるのに、そうじゃないところが注目されて、そしていずれ信用を失うことになると、業界すべてがダメージを受けます。ぼくが刹那的な儲け主義に強く反対する理由です。
画家がまずキャンバスという画面の広さという制約を受け入れるように、ぼくらも制約ありきで、そこから発想を広げていきたいですよね。
クチコミやブログで起こっているバブル、その通りですね。
身の丈にあった効果をしっかりと提供していけば、メディアとして云々ではなく、コミュニケーションの相手や内容によって選ばれる存在になりえると思っています。
河野さんが公開されている資料やブログは、本当に刺激になってます。
これからもよろしくお願いします。