わたしの関心はまったく別のところにある。
通称「100ドルPC」と呼ばれるノートPC「XO」の実物と巡りあったからだ。

「One Laptop per Child (OLPC)」というプロジェクトがある。
Our goal: To provide children around the world with new opportunities to explore, experiment and express themselves.途上国のこどもたちに低価格のPCを提供しようという計画は知っていたが、
(「One Laptop per Child (OLPC), a low-cost, connected laptop for the world's children's education」から引用)
現実となったその姿はインパクトが大きかった。
Operaブースの展示スタッフも誇らしげに説明をしてくれる。
ブラウザとしてOperaが採用されているとのこと。
「まだ日本には10台ぐらいしかないですよ。」
せっかくなので、しっかり写真を撮らせてもらった。

ゴム製のキーボードはかなりやわらかい。
粉塵防止の目的もあるだろうが、通常のキーボードに比べると入力しづらい。

そもそも、こども向けなので文字間が広めに設計されている。
ボタンのデザインがところどころかわいい。

本体から突き出したつのみたいな部分がWiFi用のアンテナ。
こども向けの飾りかと思いきや、しっかり役割がある。

画面を閉じたところ。
握り部分が持ち運びしやすく設計されている。
実際、低価格化のために軽量部品を使えないため、
見た目の印象に反して結構重い。

画面は、反対側にも回転する。
ギミックとしては面白いけど、どう使うのだろうか?

画面を面にした状態で閉じられるのだが。
とにかく、EXPO初日は電源を起動できなかったが、
二日目は使えるようにする予定らしい。
もし、動いている状態を目にすることができたら、再度レポートしたい。
関連サイト
One Laptop per Child (OLPC), a low-cost, connected laptop for the world's children's education【e】
― Nicholas Negroponte
「The OLPC Wiki/lang-ja - OLPCWiki」
「OLPC volunteer team, Japan | 世界中の子供たちに学習の機会を」
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「コラム】シリコンバレー101 (223) 100ドルPC「XO-1」はニンテンドーDSと同じ夢を見るのか? | ネット | マイコミジャーナル」
「100ドルPCプロジェクトのOLPC,2007年10月より量産開始:ITpro」
「OLPC XO、「1台寄付して1台ゲット」プログラム開始 - Engadget Japanese」
タグ:PC