

前者は、ポジティブなイメージから健康になることをすすめるし、
後者は、恐ろしいイメージから不健康を警告する。
今回、O師匠から献本いただいた書籍は、前者のふりをした後者だ。
文字のサイズが大きくて読みやすいし、太字や赤字を組合せてメリハリもある。
でも、本書の内容は厳しいし、それだけ健康を巡る日本人が危険な状態にあるのだろう。
著者の川田浩志氏は、「抗加齢医学(アンチエイジング・メディスン)」の専門家であり、医者・研究者の立場から厳しい現実を伝えている。
本書が、他の健康法の類と一線を画すのは「エビデンス」にある。
では、どのような情報が信頼できるのでしょうか。そのような判断の際に重要なのがエビデンスの質、つまりサプリメントが効くという根拠・証拠の確実性です。このエビデンスの質の高さはいくつかの段階に分類されます。これによれば、権威者の経験などのような日本が昔ながら珍重してきた「某有名先生によれば」というのは最低レベルのエビデンスです。いくら偉い先生でも主観的な間違った思い込みもあります。この潔さがすばらしい。
(本書から引用)
そもそも、世の中には、有名人や他の利用者のコメントや経験談が氾濫している。
個人の見解や経験が自分とは関係ないだろうと理性でわかっていても、
つい「へえ、そんな効果があるんだ」と感心してしまうが、
こと健康という重要なテーマは科学的にアプローしたい。
川田氏は
「3つの自己改革」は、しっかりとした質の高い最新の科学的エビデンス(証拠、根拠)をもとにしています。と断言し、わたしのような一般人にありがちな常識を打ち壊していく。
(同書から引用)
その驚愕の事実をいくつかピックアップさせていただく。
ここまでわかれば、川田氏の提唱する3つの自己改革を導入するのに、抵抗はできない。
- がんの原因のうち遺伝は5%に過ぎない
- 日本人の死亡原因の61%を生活習慣病が占めています。
- 脳出血の発症頻度はがんと同様にアルコールの摂取量に比例して高くなっていきます。
- カロリー制限が単なるダイエットの枠を越えて、寿命の延長にも効果を発揮する可能性のあることがわかってきました。
- 定期的な運動は肥満、心臓病、脳卒中、成人型の糖尿病、骨粗しょう症などになる可能性を確実に低下させることが分かっています。
(本書から引用)
私なりに、食事、体、心を改めたいと思う。
しかし、抗加齢ドックが医療保険の適用にないのが残念だ。
本来なら受診して、自分の現実と直面したかった。
いや、怖くて受診できないかもしれないかも

O師匠、献本ありがとうございました

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タグ:書評
私、このたび勝間和代さんのgoogle化に影響されて正統派健康ブログ(http://ameblo.jp/antiagingworld/)を立ち上げましたので、そのトップ画面のサイドにzukaさんへの謝辞を載せさせて頂きます。
では、今後とも宜しくお願い致します。
著者自らのコメント、ありがとうございます。
また、このたびは健康ブログの立ち上げ、おめでとうございます。
データに裏づけされた正統派ブログに期待しています。