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2007年11月04日

書評『人生の生き方 2007年10-11月』、幻冬舎社長・見城徹氏は激熱い

NHK「知るを楽しむ 人生の歩き方」に登場した見城氏の放映回には、
常識との闘い
というテーマがつけられた。

見城氏が立ち上げた幻冬舎は、まさに常識に挑んだ出版社といえる。
わたしの手元にも同社のミリオンセラーが数冊ある。
「13才のハローワーク」「キッパリ」「陰日向に咲く」
ご存じのかたも多いだろう。

なので、書店でNHKの番組テキストを見かけて即、購入した。

kenjyo_01_20071104.jpg

放送終了したというタイミングの悪さに己を嘆いたが、
中身はとてつもなく熱い。
定価683円はお得すぎる。

kenjyo_02_20071104.jpg

気になった箇所に付箋を貼っているうちに、びっしりとなってしまった。

そのなかでも特に衝撃の強かった三カ所を紹介する。

まず一つ目。ベストセラーを世に送りだす手腕について聞かれ、
オリジナリティがあること、明快であること、極端であること、癒着があること・・・僕が勝手に結論付けた原則ではありますが、この四つの要素が、本であれテレビ番組であれ何であれ、売れるコンテンツの必要条件だと思っています。
(「人生の生き方 2007年10-11月」から引用)
3つめまではわかる。でも、4つめの「癒着があること」を言い切るのが強い。

続いて、二つ目は、新しい作家を見いだす名編集者と評されたことについて、
活字離れとか文芸の衰退なんて世間ではいわれているようですが、衰退しているのは文芸を編集する側ですよ。出版社側は、作者と読者の両方の胸の鼓動や息遣いに絶えず耳を澄ましているべきなのに、それができていないだけなんです。
(同、引用)
これまた、自らが身を置く業界を一刀両断。
自分の業界に置き換えて味わうと面白い。
○○離れとか□□の衰退なんて世間ではいわれているようですが、
衰退しているのは○□を提供する側ですよ。
提供者側は、××と顧客の両方の胸の鼓動や息遣いに絶えず耳を澄ましているべきなのに、それができていないだけなんです。
どきっとしないか?

さて、三つ目。幻冬舎を立ち上げて最初の正月を見城氏はどう過ごしたか。
朝十時頃出社して、事務所の向かい側にあった中華屋でラーメン食って、また夜の十時まで手紙を書く・・・・・・。言葉にすると寂しい正月ですが(笑)、そういうことが全部今につながっていくんです。ゼロからのスタートとはそういうこと。圧倒的な努力だけが結果を作るんです。(同、引用)
これまたすごい。

圧倒的な努力だけが結果を作るんです。
こんなこと言えるような働き方をしているってのがすごい。

とにかく、熱いフレーズが満載。
常識との闘い方を知りたいかたに、ぜひ読んでほしい。

人生の歩き方 2007年10-11月 (2007) (NHK知るを楽しむ/水)人生の歩き方 2007年10-11月 (2007) (NHK知るを楽しむ/水)
見城 徹 玄侑 宗久 日本放送協会


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関連サイト
「NHK知るを楽しむ NHK教育テレビ 月〜木曜日 午後10:25〜10:50」
「NHK知るを楽しむ NHK教育テレビ 月〜木曜日 午後10:25〜10:50 見城氏登場回の詳細」
タグ:書評
posted by passionhack at 03:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書評といいつつ

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