アイルランドがわたしは好きでたまらない。
なかでも、大西洋にのぞむ断崖絶壁に残る砦の遺跡
「Dun Aengus」ほど、
空想が広がる場所はない。
「Dún Aengus - Wikipedia, the free encyclopedia」
「いままで旅行した中でどこの国が1番良かった?」
というお題について考えてみた。(続きを読む)
インドは「よかった」というより「面白かった」のでパス。
いままでの海外経験をふりかえったところ、浮かんだのがここだった。
アイルランド西部にゴールウェイという都市がある。
そこからバスや船を組み合わせて3〜4時間(多分)で
たどり着くのがイニュシモア島。
日本でも知られているアランセーターの発祥の地、アラン諸島のひとつ。
島全土は、ごつごつした岩が突き出す荒々しい風景なのだが、
わたしには温かいなにかが伝わってくる。
港からツアー用の車で小一時間走ると、Dun Aengusへ向かう入り口にたどり着く。
そこからは歩くしかない。
岩と岩が重なり合い、ときおり地面が顔を出す大地を黙々と進むと、黒々した岩の壁が見えてくる。
通路らしき岩のトンネルを潜り抜けると、半円形の空間にたどり着く。
半円の向こうには大西洋が広がっている。
柵もなにもない、文字通りの「背水の陣」。
だれがなにを守るためにこの砦を作ったのか。
砦を作ったもの
砦を攻めたもの
砦を守ったもの
いつしか頭のなかには、人々の姿が浮かび上がる。
Dun Aengusはわたしの想像力を無限にしてくれる。
※免責事項:わたしはコラブロさんによる今秋テレビ朝日系列で放送予定の長澤まさみ主演『ガンジス河でバタフライ』番組連動コミュニティの企画で、この記事を執筆しています。
特に謝礼をいただく予定はありませんが、プレゼントがあるかも?という噂があります。