リーダーシップ入門 (日経文庫) | |
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マーケターたるもの、いわゆる管理職業務を求められたとき、どう対応するか予め考えておきたい。
あなたはどうする?
- へい、やらせていただきやす。
- てやんでえぃ、こちとら生涯一マーケターと決めてるんでい!

一方で任天堂の事例は興味深い。
任天堂で『ゼルダの伝説』や『スーパーマリオ』を生みだした宮本茂氏。
ゲーム開発の現場から徐々に経営職・管理職に比重を移していったが、近年では再度ゲームの現場に戻るべしと、宮本氏が能力をより発揮しやすい体制へと姿を変えているそうだ。
そのような総合プロデューサー的な役割が多かった宮本さんですがここ最近になって再び変化が訪れたようです。2002年に当時42歳だった岩田聡さんが社長に就任して以来、任天堂は組織変革を進めてきました。宮本さんも多く負担していた他社との共同開発は専門スタッフが受け持つようになり、さきほども触れたゼルダシリーズの青沼さん、マリオシリーズの小泉さん、どうぶつの森を手がけた手塚グループの江口さん等が自立したために、ここ最近になって再び1本の作品に深く関われる機会が増えているようです。組織が個人の能力を増幅するしかけとすれば、そのときの人材に合わせて組織の構造を変化させてより高いパフォーマンスを発揮できる
(「ueBLOG | 任天堂宮本さんの神ゲーを再び遊べる可能性高まる」から引用)

自分が宮本氏のごとき天才とは思わないが、企画を考える現場にいたいというのはかなわない願望なのだろうか。
これまでわたしは単独または二、三人という少人数のチームで動くことがほとんどだった。
企画は個人が産み出すもので、企業や組織は企画を増幅・具現化するしくみと思っている。
といいつつも近頃では、自分のマーケティングスキルや経験を他のメンバーにトランスファーすることで、組織の企画力を強化できたら面白いと思い始めた。
そこで、発売当初の日経新聞の書評で気になっていた『リーダーシップ入門』を手にとってみた。
同書を読むことで、最悪、リーダーシップとの相性が明らかになるだけでも価値は高いだろう。
さて、著者の金井氏から読みかたの提案がある

ただ読むだけにならないよう、ところどころに「エクササイズ」が仕込まれているそうだ。
今後、エクササイズで考えた内容をブログのエントリーとして取り上げたい。
なお、BGMは、中島みゆき『地上の星』
→リーダーシップにチームワークとくれば『プロジェクトX』に決まり

タグ:リーダーシップ
示唆に富むドラッカーの言葉があるので、ご参考まで。
「自らへの関心を中心に置くリーダーは、誤った方向へ進む。(略)
重要なのはカリスマ性ではない。(略)
リーダーシップとは、人のビジョンを高め、成果の水準を高め、
人格を高めることである。」
知識労働者をマネジメントすること。
それは、クリエイティビティに富んだ、極めてマーケティング的な仕事です。
相手がお客さんか、自分のチームのメンバーか、その違いだけですから。
zukaさんの得た知識やスキルを、ぜひ活かしてください。
>知識労働者をマネジメントすること。
>それは、クリエイティビティに富んだ、極めてマーケティング的な仕事です。
知識労働者ゆえに悩みます。
新しい付加価値をアウトプットするには、主体的なインプット、情報の編集作業を地道に積み重ねることが必要です。
自ら体現したいと思っています。