MF村越が雄たけびをあげる。

(『GIANT KILLING』#20から引用)
逆転された終盤、前浦和レッズ監督のギド・ブッフバルトのようなオーバーラップから放った村越のミドルシュートは見事にゴールをとらえた。
(いま一押しのサッカー監督漫画『GIANT KILLING』は週刊モーニングで連載中

キャプテンとしてチームの精神的支柱になってきた村越。
常にチームのために最適な解を求めてきた。
だが、新監督の達海は、村越をキャプテンから外し、「個」としての成長に期待する。
村越は葛藤する。

キャプテンという立場を
自分の逃げ場にしていなかったか?
(『GIANT KILLING』#20から引用)
うーん、今回のストーリーが妙にしみる。
会社で働きつづけていると、組織のなかでの役割は少しずつ変化する。
肩書きがつかなくても、周囲への指導やサポートが必要な局面も増える。
- チームマネジメント
- コーチング
- スキルトランスファー
- ファシリテーション
確かに組織全体の成長は必要だ。
DFとして、失点を防ぐ役割の重要性も理解できる。
でも、得点を取らなければ勝利はない。
個人の成長が、組織の成長を生むとすれば、ときにオーバーラップも必要だ。
ミドルシュートで流れを変えられるかもしれない。
よし、がんばれ、おれ!
といいつつ、わたしにも村越のようなキャプテンシーがすこしは必要かも

関連サイト
「GIANT KILLING モーニング | 連載マンガの部屋」
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「書評『GIANT KILLING』、ゾクゾクさせる監督が現れた」