そして、今回はそもそもの「Xacti」について紹介する。
イベント配布物
イベントでいただいたのは
の4つ。
- 商品パンフレット
- 発表資料(A4サイズ7ページ)
- CD-ROM(9種類の画像ファイル)
- ビニール製のストラップ
このパンフレットはなかなか貴重。
なにせ「校正見本」。
「6月発売予定」とあるが、イベントでは、
「販売価格は6万円前後、発売日は6月15日」
とアナウンスされていた。
で、表紙は「水没の瞬間!」というわかりやすさ。
この水没画像は、いただいたCD-ROMにも入っていたので掲載する。
ただし、巨大なのでクリックするときは注意を。
「防水保護等級」の世界
個人的に面白かったのが、発表資料の「防水保護等級」というJIS規格。
等級 | 要約 | 定義 |
IPX0 | 無保護 | - |
IPX1 | 鉛直に落下する水滴に対して保護する。 | 鉛直に落下する水滴によっても有害な影響を及ぼしてはならない |
IPX2 | 15度以内で傾斜しても鉛直に落下する水滴に対して保護する | 外郭が鉛直に対して両側に15度以内で傾斜したとき、鉛直に落下する水滴によっても有害な影響を及ぼしてはならない。 |
IPX3 | 散水(spraying water)に対して保護する | 鉛直から両側に60度までの角度で噴霧した水によっても有害な影響を及ぼしてはならない。 |
IPX4 | 水の飛まつ(splashing water)に対して保護する。 | あらゆる方向からの水の飛まつによっても有害な影響を及ぼしてならない。 |
IPX5 | 噴流(water jet)に対して保護する | あらゆる方向からのノズルによる墳流水によっても有害な影響を及ぼしてはならない。 |
IPX6 | 暴噴流(powerful jet)に対して保護する。 | あらゆる方向からのノズルによる強力なジェット墳流水によっても有害な影響を及ぼしてはならない。 |
IPX7 | 水に浸しても影響がないように保護する。 | 規定の圧力及び時間で外郭を一時的に水中に沈めたとき、有害な影響を及ぼしてはならない。 |
IPX8 | 潜水状態での使用に対して保護する。 | 関係者間で取り決めた数字7より厳しい条件下で外郭を継続的に水中に沈めたとき、有害な影響を生じる量の水の侵入があってはならない。 |
(「Xacti DMX-CA65」発表資料から引用)
CA65は、このうち「5」と「8」に相当する防水性能があるのだそうだ。
比較するために防水をうたったデジタル機器を探してみた。
・携帯電話
2軸ヒンジを採用した折りたたみ型の端末で、IPX5、IPX7相当の防水性能を実現している。・デジタルカメラ
(「2軸ヒンジで防水対応のワンセグケータイ「W52CA」
ケータイWatch」から引用)
クラス唯一の本格防水・防塵タイプ。水深約1.5m、連続約30分までの水中撮影が楽しめます。・テレビ
※防水:JIS保護等級8級/防塵:JIS保護等級5級(IP58)
(「コンパクトデジタルカメラ/Optio WP|PENTAX 製品紹介:デジタルカメラ」から引用)
水に強い!JIS IPX6 & IPX7相当※「防水」と組み合わせていくつか家電をピックアップしてみたが、「IPX8」という水準はなかなか高いもののようだ。
旧JIS保護等級6耐水形 & 7防浸形相当
(「SY-7000 - お風呂TV - 液晶テレビ - CASIO」から引用)
「ムービーカメラ」の創造
さて、発表資料でCA65は
「防水*1対応でよりアクティブな使い方ができるとあるように、「ムービーカメラ」という商品カテゴリーの創造を目指しつつ、
世界初*2水中撮影可能なポケットサイズムービーカメラ」
*1 JIS IPX5、IPX8相当。(水深1.5m以内、60分まで使用可能)
*2 光学式ズームレンズ搭載ビデオカメラにおいて。(2007年6月15日発売予定)
(「Xacti DMX-CA65」発表資料から引用)
「ビデオカメラ」という浸透しているカテゴリーを使わざるをえない。
「カメラ」と「ビデオカメラ」。
この中間に「ムービーカメラ」というポジショニングを確立できるのか?
がんばれ!Xacti。
次の「Xacti2.0 秋 体感イベント」も期待している
・関連エントリー
「Xacti2.0 夏 体感イベントレポート(Vol.2 「2.0」の理由」」
「Xacti2.0 夏 体感イベントレポート(Vol.1「夏」の理由」」
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