大小、新旧問わず、多くの書店が立ち並ぶ。
そのど真ん中に紅茶専門店『Tea House TAKANO』がある。

階段を下りた地下一階。
ガラス越しに明るい木目調の店内は、テーブル席とカウンター席がコの字型に並ぶ。
その中央に10人は楽に座れる大テーブルとiMacが1台。

店主によると、神保町の町おこしとして近隣の大学の支援を受けて導入したそうだ。
iMacのブックマークから「想」という検索エンジンを知った。
正式名称は「想−IMAGINE Book Search」。
書籍専門の検索エンジンだ。
学芸員の分類と、ロボット検索の分類。この2つを融合することで、新しい検索の世界が開けるはずと高野教授は語る。学芸員などプロが人力で作った“ホワイトリスト”をカタログ化した上で、機械検索を使ってさらに世界を広げる――こんな検索が、「Googleの次」に必要とされるという。Googleは世界中の情報を整理して使いやすくしてあげますよ、とアプローチしている。
(中略)
高野教授が新たに開発した「想-IMAGINE-」も、人力の編集とロボット検索を融合したシステムだ。複数のデータベースから検索した結果を、ソース別に並べて表示できる。
例えば、同じ単語や文章に対して、「WikiPedia」と「世界大百科事典」と朝日新聞のデータベースから検索した結果を一覧表示。あらゆるソースの情報をごちゃ混ぜにしてしまうGoogleなどとは異なり、編集スタンス別に結果を比べられる。
「ITmedia News:Googleの限界は「人の手」で破る――国産の新検索「想」」
一方、情報の側で「世界中の情報」という玉石混合のなかに放り込まれるのを拒否する時代がくるかもしれない。
「想」で利用できるデータソースは8つ。
・Book Town じんぼう
・新書マップ・テーマ
・新書マップ・本
・Webcat Plus
・文化遺産オンライン
・松岡正剛の千夜千冊
・ウィキペディア
・goo Wikipedia記事検索
このうち「新書マップ・本」と「新書マップ・テーマ」はなかなか便利。
「編集」を入力して、[IMAGINE]したのがこちら。
表紙や背表紙が一覧できる。
さらに背表紙をクリックすると、、、
と新書の世界が展開する。
Googleのような超グローバル企業の次が、神保町というローカルな存在が起点となるとしたら面白い。
関連サイト
Tea House TAKANO:http://www.teahouse-takano.com/
BOOK TOWN じんぼう:http://jimbou.info/