レビューのポイントは「世界観」と「戦略性」。
over35世代のわたしにとって、アクションものでは高得点が取れない分、知恵でカバーするために「戦略性」が重要。さらに、高得点がとれなくても楽しんだ気になるには「世界観」が重要なのだ。
さて、記念すべきVol.1。
モバゲーはグラディウスのパロディ版?『スペースエスケープ』
グリゲーはプロレスを題材にした『今キメにいきます』
“カーン”
いま、ゴングが鳴り響いたあ〜!
・モバゲー『スペースエスケープ』
どこかB級SF映画の匂いがする横スクロール型シューティングゲーム。
主人公はキャプテンとかっこよさそうだが、通信オペレーターに「わかったよハニー」ときどった声をかける三枚目ぶり。
敵の出現にびびるさまが、また豪快。
よし!エドワード隊長を無事、生還させてようという気分になる。
一方、グラフィックはユーモアたっぷり。しかし見た目とは裏腹にシューティングゲームとしての完成度は高い。
ポイントは主人公が機体を三種類(あとから四機種らしかい)から選べるところにある。
スピードとディフェンスの二要素のバランスで選ぶのだが、ゲーム中のパワーアップチャンスと組合わさることで、戦略的な機体設計を楽しめる。
世界観★5つ
戦略性★5つ
・グリゲー『今キメにいきます』
本作は、最近のグリゲーのなかでもグラフィックレベルが高い。
しかし、単にわたしの操作テクニックが低くて、技をくりだせないだけなのか、操作自体は単調かつ工夫のしようがない。自分の体が光ったときに決定ボタンを押すというのはちと動きとして単純。戦略的な遊び方ができない。
一方、キャラクターは、典型的なファイターらしい主人公と若い覆面レスラーという組み合わせ。なにやら因縁がありそうだが、ありそうなだけ。おしい、実におしい。
例えば、オーブニングで試合までのストーリーを2・3コマで描写するだけでも、心躍るのだが。
世界観★2つ
戦略性★1つ
・総評
モバゲーは世界観を表現する「演出」レベルを着実にあげてきたいる。
世界観と戦略性はゲームのはやり度を決める二大要素であり、アクションゲームで高得点をとれないover35世代にとって重要なのだ。
やるな!モバゲー。
がんばれ!グリゲー。
・両社サイト
モバゲータウン:http://www.mbga.jp/
グリゲー:http://gree.jp/
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