この“ケータイネット”市場をターゲットに、マイネットジャパンは、“すべてのお店にケータイサイトを”スローガンにした無料ケータイサイト作成サービス「katy(ケイティ)」を提供している。
本日、4月6日に新しく「地図クーポンプラン」が登場した。
katy(ケイティ)が「MapFan」と提携し、店舗向け携帯用地図サービスを提供開始 (Mynet Japan Info Blog)
katy(ケイティ)とMapFanが提携しました | 近江商人JINBLOG
katy(ケイティ)×MapFan でケータイ地図 (Every little helps)
昨夜、記念に開かれたセミナー「ケータイによる集客UP!の方法」に参加してきた。
場所は、東京メトロ銀座線の外苑前駅近くの「T's PLAZA 246」。
セミナーは5部構成。
●19:00〜セミナー開始「katy(ケイティ)」地図プランの発表
●19:05〜「ケータイサイトでの地図活用法」
インクリメントP株式会社 斎藤寿一さん
●19:30〜「これからのケータイでの集客方法、サイト作成と集客方法」
株式会社マイネットジャパン 藤川秀行さん
●20:00〜「ローカル広告AdLocalのご紹介」
株式会社シリウステクノロジーズ 関治之さん
●20:30〜「モバイルSEOのノウハウのご紹介」
株式会社シリウステクノロジーズ 三好雅士さん
印象的な話をいくつか紹介する。
まず、インクリメントP株式会社の斎藤寿一さんのプレゼンは、カーナビ用の地図を地道にメンテナンスする大変さから誠実さが伝わってくる。
特にケータイと地図を組み合わせた場合に
突発的な事態・状況に対応する「お助けツール」として、提供している「ケータイMapFan」のサービスを瞬間的に利用するユーザーがいるという。
また、ケータイを
リアルな体験を近接的に提供するインターフェイスという表現がユニークだった。
「自分自身の行動を動機付けるリモコン装置」
確かに、わたし自身、ケータイの検索機能が充実したことで、使う頻度も上がり、行動を決める際の重要なツールになっている。
夜になると、充電用のコンセントの取り合いが起きているほどだ。
続いて、マイネットジャパンの藤川さんが「ケータイサイト作成術」をプレゼン。
(藤川さんのブログ「Every little helps」)
2006年のケータイキャリアの検索オープン化による変化を紹介。
オープン化以前→オープン化後そこで、2007年1月にKatyを投入。引き続いて、今回の地図サービスをリリースしたという。
PC>ケータイ→PC<ケータイ
公式サイト化→モバイルSEM
オプトインメール→クロスメディア
バナー>アフィリエイト→バナー<アフィリエイト
数十万円〜数百万円→数万円〜数十万円(モバイルサイトの制作コスト)
続いて、ケータイサイト作成の3つの課題。
1.3キャリアへの対応このうち、「1.3キャリア対応」は特に負荷が高いので、Katyの価値は高い。
2.サイト誘導
3.コスト(月額費用)
そして、ケータイサイトでの地図案内の3つの課題
1.地図の作成→絵心Katyはスタート後、約800店舗が利用しているとのこと。
2.地図のメンテナンス→根気
3.コスト→予算
後半は、シリウステクノロジーの関さんによる「進化するケータイ広告アドローカル」と、同じくシリウステクノノジーの三好さんによる「モバイルSEO対策キーワード選定ノウハウ〜地域系キーワード〜」。
関さんの紹介した「アドローカル」は効率性を追求した広告配信を目指す。
照れたようにボソボソと話していたが、「乱痴気セントリューム」という北青山の人気メンズセレクトショップでの広告事例は貴重な情報だった。このコンバージョンの高さはすごい。
一方、三好さんのプレゼンは、驚きに満ちていた。
まず、SEOをする際に3つのポイントがあるという。
1.そのサイトに対して
2.どのエンジンに対して
3.どのキーワードに対して
今回は「3.どのキーワードに対して」をテーマに話された。
・ミドルワードを狙う
高価なビッグワードでも、検索数の少ないスモールワードでもない「ミドルワード」をどう狙うかがポイントだという。
ケータイユーザーが検索エンジンを使いこなすうちに、複数のワードを組み合わせて希望する検索結果により近くなることを知る。その動きを先読みして、逆にアプローチするのだろう。
・ワードの「順番」に意味がある
面白かったのが、検索時のワードの組み合わせの妙。
「ホテル 東京」
「東京 ホテル」
どちらが検索数が高いか?
変わらないかと思いきや、後者の「東京 ホテル」が倍以上、検索数が多い。
ケータイの世界は深い。このブログでも、しっかりフォローしたい。
マイネットジャパンさんのKatyの成功を祈る。