記念して開催された「gooオープンカンファレンス第6回「インターネットの10年と今後の歩み」」に参加してきました。
会場は、丸の内北口にあるオアゾ内の日経ノティオです。
カンファレンスは三部構成で、
●goo―日本独特の事情を踏まえたWebの現状認識と、日本人向けサービスへの意識ですが、遅刻して最初のgooの話を聞けなかったのが残念です。
●4th MEDIA―IP放送・ビデオオンデマンドサービスの歩みと、今後の課題
●OCN―ISPの新たなブレイクスルーを求めて、NON-PC分野へ挑戦
「gooオープンカンファレンス第6回「インターネットの10年と今後の歩み」 - goo ヘルプ」(http://help.goo.ne.jp/supporters/article/1050/4/)より引用
結局、4th MEDIAの途中からOCNまで聞かせていただきました。
さて、OCN担当のNTTコミュニケーションズ OCNサービス部の石井健太郎さんのプレゼンはユニークでした。

いきなり
Q:ISPは世の中にどう見られているか?
と自ら問いをたて、ISPを斜めから分析するのです。
斜めなアプローチでは、例えばISP2社の株価チャートを「右肩下がり?」なんて、勇気あるコメントもありました。
実際、上場時の熱狂ぶりのぞけば、それほど下げているわけではないです。
実は、「Non-PC」と聞いて、ケータイを連想しました。ところがケータイの世界では、ネットとの接続はケータイのキャリア各社の事業です。つまり、ケータイ専用のISP事業を営んでいるともいえます。
競合相手とどう手を組んだのだろうか?と期待しました。
でてきた話は三つ。
セットボックスという専用の機器を使った「OCNシアター」、任天堂Wiiのための地球儀とニュース情報を組み合わせたサービス、シャープのAQUOSと提携した「DoTV」です。
後者ふたつの話を聞く限り、ISPというインフラ機能を外部の要素と組み合わせることで付加価値を生み出そうと試行錯誤されているのが、よくわかりました。
例えば、DoTVでは視聴者はCMのアーティストや曲名を簡単に知ることができます。
プレゼンの終盤、新しい技術をいくつか紹介したあとに、
「インターネットはいまイノベーションの手前にいる。と締めくくられていました。
さまざまなテクノロジーが登場しつつあり、ISPにはまだまだやることがある。」(正確な言い回しではありませんので、ご注意ください。)
冷静にISPを分析しつつ、新しいしかけを探る情熱を感じて、わくわくしました。