個性のあるキャラたちが縦横無尽に遊び回る。
PSPのゲームソフト『LocoRoco2』。
ブログスカウトさんのおかげでモニターする機会をいただいた。
かわいい外見とは裏腹に、
マネジメントの難しさを表現した、
マネジメントトレーニングツールといえる。
自由奔放なキャラたち
まず、キャラ(ロコロコ)が思うとおりに動かない。
ワキャワキャさわぎ、
右に行ったり、左に行ったり、
分裂したり、合体したり、
空を飛んだり、水中を泳いだり。
こちらの予想もしない行動をとる。
マネジメントする側としては、
意図する方向に導こうと汗を流す。
本体の上のLボタンとRボタンならまだしも、
本体そのものを空中で傾けさえする。
しかも、通勤電車のなかだから痛々しい。
マネジメントの意志が伝わらない
コミュニケーションの難しさを表現している。
アバウトな目的
次に、目的がわからない。
ストーリーとしては、おだやかなとある惑星。
突然飛来した「モジャ」軍団。
かれらを追い払うのがミッションに見える。
だが、果たしてキャラ(ロコロコ)たちは、その意図を理解しているのか。
あちこちに生えた実をかじっては、
ふらふらとステージ上をさまよい歩く。
マネジメントの指し示すビジョンが
理解されないのと似ている。
自由にいじれるはずの、ムイムイハウス
一方、比較的自由になるのが、
オフィス環境もといキャラ環境のムイムイハウス。
部屋を拡張したり、家具を設定したり。
しかし、キャラたちがステージで獲得したリソース(材料)をどう配分すべきか、悩みは尽きない。
また、新しい拡張をしても、ムイムイたちの反応が冷ややかに見えることがある。
マネジメントは充実したオフィス環境や手厚い福利厚生に
工夫をこらすが、働くメンバーにとっては当たり前の話でしかない。
まとめ
こうしてみると、キャラたちの奔放ぶりに悩まされるだけのようにみえる。
しかし、キャラたちはそれぞれが性格をもち、
それぞれの考えで活動を続ける。
それって、会社でも同じこと。
いままでのゲームでは、自分の操作するキャラは思いどおりに動かせるのが当たり前。
でも、LocoRocoはその前提を壊したところに面白さがある。
そして、マネジメント視点からみると、
遊べば遊ぶほど、もどかしさとともにすべてを許せる心の広さが身につく。
マネジメントで苦労しているかたにこそ、ぜひ遊んでほしい。
LocoRoco2(ロコロコ2) | |
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※免責事項:わたしはブログスカウトさんからこの記事の執筆に基づいて謝礼をいただく予定です。